交通事故と保険について

交通事故と保険金について。

街でよく見る高層ビル、そのほとんどと言っても良いほどその所有者は保険会社であるということを皆さんご存じでしょうか?
それだけたくさん儲かっているんでしょうね(^^)

そもそも保険とは、皆さんから掛金という名の下に月額や年額のお金を保険会社に支払い、何かあった場合約款に基づき保険金が支払われるというシステムですよね、しかしなぜあんなにたくさんの高層ビルが建てられるのでしょう。それは収入より支出の方がはるかに少ないからです。これはどういう事かもうお分かりですよね

私は現職当時、主に車を使った保険金詐欺事件を扱っていました。具体的には、車を運転してわざと事故を起こし、損保会社から保険金を騙し取るといったものです。
これら保険金詐欺事件を解決するには、被疑者の内定と偽装事故の裏付け捜査はもちろんのこと、保険の制度を熟知している必要があるのです。そこで私は被疑者が加入していた損保会社に約款の説明等を求めよく本社などを訪れて担当者などから話を聞いたりしていました。その際、前もって約款を読んで予備知識を頭に入れておくのですが、何万という文字が小さく並んでいる約款にいつも
何でこんなに文字が小さいんだ
何でこんなに読みづらいんだ
わざと全部読めないように意地悪しているんじゃないか
などと、常に思っていました。皆さんの中でもあの約款を最初から最後まで読む方は少ないと思います。いかがですか?
でも、約款には大変重要な事項が詰まっているのです。ですから最終的には何かあった場合、約款を盾に保険金が支払われない場合も多いのです。(最終的には約款を読まない本人が悪いとなる)

私の場合、こんな事がありました。
10年位前の話です。肩にゴルフボール位の大きさのイボが出来たのです。病院に行き診察してもらったところ、イボを切って組織を培養検査して良性か悪性か調べる必要があるということになり、某大学病院を紹介され手術し検査した結果、良性でした。一週間くらい入院していたでしょうか、その後加入していた某保険会社に生命保険の傷病特約と手術給付金の請求をしたところ、良性の場合はいわゆる整形手術と見なされるので保険金は下りません。との回答が来たのです。良性の場合は整形であり、悪性の場合は病気なのだそうです。
なんか騙されたような・・・・・・まぁ約款を良く読まなかった私が悪いということで自分を納得させるしかありませんでした。(>_<)

交通事故の保険金も同じです。交通事故の場合は、過失割合で保険金が支払われるのですが、その過失割合がくせ者なのです。一般的に保険会社は警察の実況見分調書や独自の見分、青本・赤本を基に過失を出すのです。しかし警察の実況見分調書も100%ではありません。警察官と言えど人間ですから間違えることもありますし、最近の交通事故の多さに対応が不十分の事故捜査係が簡単に処理を終わらせようと適当に扱うことも考えられます。そこから交通事故の当事者に不満が生じ、保険金の支払い額に落胆し、一気に事故当事者の不満が爆発するのです。しかし、その不満を爆発してもどうしていいか分からないというのが現実ではないでしょうか。
私たちは、その事故当事者の不満を受け止め、真実のみを明らかにしていくことが出来ます。 事故を熟知しているので警察の実況見分調書や保険会社の青本・赤本引用による過失割合の判定の是非などにも対応出来ます。過去の取扱事例では最高裁まで闘い、9000万の賠償金を獲得した事例や、第一当事者(加害者)と第二当事者(被害者)が逆転し勝訴した事例もあります。
真実は一つということを信じ、依頼者の為に誠心誠意真摯に調査分析していきますので
どうぞお気軽にお電話お待ちしております。
交通事故鑑定社 大友

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