交通事故の過失について

交通事故の過失について

今回は、交通事故の過失について話したいと思います。
交通事故の過失は、直近過失をとらえます。

たとえば。。。。。。
大きなスーパーの駐車場前の道路が、右から左への一方通行道路だとしましょう。その大きなスーパーの駐車場から出ようと、一台の普通乗用自動車が一方通行なので右側ばかりを確認しながら左折したところ、一方通行道路を逆走してきた普通乗用自動車と衝突しました。
さて、この事故はどちらが過失割合が高いと思いますか?

普通に考えると、一方通行を逆走してきた普通乗用自動車が悪いと思われがちですが、実際は駐車場から一方通行の道路に出てきた普通乗用自動車の方が過失が高いのです。その理由は一方通行の逆走が直接の事故原因ではなく、事故の原因は駐車場から一方通行の道路に出るにあたり、右側から左側への一方通行だからと、右側のみに気をとられ、左側の確認をしないまま一方通行の道路に左折進入し、左方から進行してきた普通乗用自動車と衝突した事故であるからです。これがつまり直近過失なのです。

このように、納得があまり出来ない事故はたくさんあります。しかし、上記事例で説明しますと、一方通行を普通乗用自動車が逆走してきたから納得がいかないという方もたくさんいるでしょう。因みにこの一方通行を自転車が逆走していたら? 歩行者がいたら?
などと考えてみてください。やはり道路に進入するにあたり、左右を確認しなければいけないという事がお分かりになると思います。
交通事故は奥が深く、分からないことも沢山あると思います。そんな時は、是非当社にご相談ください。必ず力になれる事があると思います。(^_^)

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