交通事故関係における警察の実況見分及び送致事件について

近年、警察の実況見分や送致事件等において不信感や疑問を持つ方も少なからずいることは承知している。

しかし、openlyに警察の悪口としかとれない書き込みをネットでしているのはいかがなものであろうか?

彼らは彼らで、公務員試験に受かり、身元調査された上で警察官となっているのである。
しかも、高卒は1年、大卒は半年の警察学校を経て第一線の交番所に配属され、その中から適材適所を見いだされ、刑事課や警備課、生活安全課や交通課等々に移動なるのである。

近年、交通事故は増加するにあたり、警察官の採用人数は各県ごとに決められているのが現状である。

その様な中、忙しさ(交通事故の多さ)に十分な対応が出来ず、事務的にこなしている警察官も多いのが事実である。

だが、真摯に交通事故に向き合っている警察官も多いということを忘れてはいけないと思う。
警察官が仮に事務的に(おざなりに)送致した事件などは、検察で補充捜査の指示があったり、再捜査の指示があったりするものである。

当職が、元警察官であったから擁護するわけでないが、交通事件を数え切れないほど検察に送致した事実とその責任は今でも背負っていますし、その当時の呼び出しを受ければ今でも快く証人喚問も受ける心づもりでいます。

当職は、現在の仕事柄、警察や検察とも闘ってきております。
それは、お互いに信実を究明するため必要なことではないでしょうか?

当職は思います。
警察の悪口、弁護士の悪口、保険会社の悪口等々はたくさんです。

交通事故鑑定業界においても、他の交通事故鑑定人から
「協会を作ってくれませんか」
「一緒に鑑定をしませんか」
等々ご連絡を頂いております。

もともと当職は、そんな器ではありませんし、組織に加われば自由な動きがとれなくなることを前職で嫌というほど体験しております。

従って、当職の倫理(公平・中立・客観的事実)でこれからも交通事故当事者の灯台になれればと頑張って参ります。

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