鑑定資料について

実は、今まで徹夜で鑑定書を作成していた。
内容は駐車場内での物損事故である。

ところが、簡単に思える物損事故ほど難しいものはない。
資料も保険会社の簡単な報告書(※車両の壊れに対する何時からの入力等)及び警察の物損事故報告書のみである場合が多い。

これで鑑定となると実に難しい。
重大事故(死亡事故やバスなどの関する事故等)については、警察も念入りな実況見分を実施し、且つ、ステカメ車(※ステレオカメラを搭載したワゴン車)で現場を撮影するなど資料をそろえて送致するので、後から裁判になってもその資料を参考にすることは出来る。もちろんその資料が適正か否かの鑑定を含めての話ではあるが。

しかし、少ない資料での物損事故はそうはいかない。
物理的観点や現場の状況及び整備士の見解、更には、四半世紀に及び警察で交通事故関係に携わってきた当職の経験則等全てを総合的且つ客観的に判断し鑑定を行うのである。

そんなこんなで、今回も徹夜での鑑定書作成になってしまった。
徹夜しながら、愚痴になってしまった事をお許し下さい。(^^ゞ

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