車両の損傷方向(力の入力方向)について

他の鑑定書や意見書及び保険会社等の報告書に
「これは明らかに、右から左へ4時方向からの入力」

等の記載がよく認められるが、その根拠が記載されていない。

どうしてその様なことが言えるのか、具体的に、且つ、誰にでも納得できる説明が記載されているのを当職はあまり見たことがない。

というか、その説明を記載した書面を当職は現在まで1社しか知らない。

その1社とは林先生のところであるが、それ以外は具体的記載がない。当職は、林先生と接点はなく、別に林先生から何かを貰って宣伝してるわけでもない。しかし、同先生の著書や考え方及び交通事故鑑定においての真摯な取り組みには当職も頭が下がるばかりである。

従って、鑑定書や意見書は、何故「○○方向からの入力」なのか具体的にその事実を記載し、それを読んだ者が「当然だ」と納得しうる書類にしなければいけないと思う。

当社は、手前味噌になるが、地元の個人自動車整備工場に協力を願い廃車する車を色々な角度から衝突させ、その状況をVIDEO撮影、その痕跡を拡大し資料としているので、どちらから(どの方向から)の入力なのかわかりやすく書面に記載することに心がけているし、当然その根拠も記載している。

多々交通事故の鑑定をしている会社や人はいると思うが、鑑定料や書面を見て(読んで)是非、エセ(いかさま)鑑定人を見極め、テレビでよく見かけるから[※ テレビで最近見かける交通事故鑑定人は売名欲が強く鑑定内容も薄いものであり、当然、裁判官の納得できる書類も作成できない鑑定人である事が多い]とかで判断するのではなく、是非、貴方に合った真の鑑定人を選んで欲しいものである。

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